〜土面を覆い隠して、緑と花で飾りましょう〜

ほふく性やつる性の植物。上には伸びず、横に広がって育ちます。芝に代表される地被類やツタ類、コケ類、ササ類など種頬が豊富。装飾だけでなく、土砂の流出を防ぎ、雑草の生育を抑えるはたらきもあります。

 

地面に見える土が景観を損ねている場合は、シバで覆ったり、花を咲かせるグランドカバーを植えることで地面の表情をつけることが可能です。また、地面に配したタイルやインターロッキングの隙間やカーポートの土間などに植え、緑の模様をつくるのもステキです。
 
門から玄関までのアプローチなど、人の通り道のラインに沿って植える演出もあります。縁取りにしたり、飛び石の間に植えれば、花木や草花ではカバーしきれない空間をデコレーションすることが可能です。

 

●葉の大きなものは広い空間に、小さいものは狭いところに植えるのがコツ。
リシマキア(左)とシバ(右) フッキソウ

草花を引き立たせるためには、床と建物の外壁とを同じ色あいにし、シックにまとめあげるようにしましょう。
1. 同系色−似た色合いだけでまとめます。色の濃淡や彩度、花の大きさや形で変化をつけます。
2. 対称色−色同士が反対になる組み合わせです。活気のある印象になりますが、どちらか一方の色を強調する組み合わせがべターといえます。
3. パステル系−淡い色同士でまとめると、庭全体がやさしい雰囲気に包まれます。
4. 原色系−赤、青、黄など原色をつかうことで、元気さが表現されます。違う色をいくつも組み合わせると品が失われるので、控えめにしましょう。

立体感、華やかさを表現したい場合は、コンテナ、バスケット、ハンギンクなどのガーデニンググッズを用います。デザイン、高さなど全体のバランスをとりながら、アクセントとなるように配置しましょう。