デザインスタイル・機能を決める
 
建物のデザインや庭とつながる居室スタイルとの調和を考えて、デザインスタイルを決めます。
 



日本特有の樹木と石、竹、添景物などを組み合わせて、格式の高さを表現。
スぺースの間をうまくつくりながらシンプルに表現する



花・植栽など自体のスケール感や組合わせ色の彩りを楽しむ空間。
天然木(調〉素材を使用しアウトドアリビング空間をもつ。
 
主庭は、そこに住まう人々のライフスタイルを基本とした大きな視点で捉えて“静の空間(観賞重視の庭)”と“動の空間(実用性重視の庭)の2つに分けることができます。
 
居室(リビングや和室)からの眺め、外からの眺めを意識した“見る楽しさ”を追求するスタイル。
花や樹木などと石、木などの素材による“和みの要素”を中心につくりあげます。
 
樹木、石、芝、砂などを組み合わせたスケール感のある空間自体と、緑の四季を楽しむ空間をつくります。 美しい草花、天然素材やガーデニンググッズなどで魅せる庭空間をつくります。
 

 
敷地の大きさを考慮しながら、要素を組み合わせてシーンをつくります。

水・池・石など象徴となるものを組み合わせた演出で、華やかさ、みずみずしさを感じさせます。

シンプルにテーマを絞った演出をします。
多くの要素を用いてしまうとさらに狭く、息苦しさを感じさせます。
■工夫例
石、水、砂と高い樹木を組み合わせてスケール感を演出
■工夫例
石畳の通路をつくり、奥行き感を演出
 
 
家族の嗜好と周辺環境に対する考慮を基本に、機能を中心に考えた空間スタイル。
 
子供が遊べる砂場機能 ―空間演出アイテム―

お子様を安心して遊ばせることのできる空間を、素材の面から考えた庭。 ブランコ バスケットボール
 
菜園ガーデニング ―空間演出アイテム―
家庭菜園など、育てることを中心としたガーデニング機能を考えた庭。 ハーブ 果樹
 
外の視線を遮る目隠し植栽 ―空間演出アイテム―
 
外からの視線など防犯面を考えた庭。 目隠しフェンス トレリス
窓周辺に設置。ハンギングバスケットなどを使って装飾する。
 
観賞もしたいけれど、実用的にも使いたい。そんな贅沢な庭を作ることもできます。
和室とリビング、
各々の居室の演出にメリハリをつける
外構をすべて一つのテーマ、一つの演出でまとめる必要はありません。
むしろ、場所ごとにはっきりと異なる表情があれば、暮らしの中での楽しみ方も広がります。

2つの顔を持たせることで、全体のバランスを崩さないことが大切です。特に洋と和を組み合わせる場合は、全体のバランスに対する配慮が必要です。(カラーバランス、素材の質感など)

客室、居間の前に造形物を設置し、2つの顔を自然融合させる演出が必要です。