主庭は、リビングや玄関の前にある、住まいのメインとなる庭のこと。プライベートな屋外空間として“個”を主張できるスペースです。建物のデザインにも影響されますから、建物とのつながりや室内からの眺めを考慮しながらつくりあげていきます。いずれにしても「ここで何がしたい」かを
家族全員で話し合った内容を基本に、使い勝手がよく“美しい”主庭を考えます。
 

 
住まう人のイメージが大きく反映できる主庭。
ゾーニングを決める際にメインテーマを確認し、明確にします。
主庭のテーマにみるスタイル分類
集う
●ガーデンパーティのできる庭
●アウトドアカフェのある庭
●ブランコや道具のある庭
●バスケットゴールのある庭
●花見に集まる庭






癒す
●ベンチでくつろぐ庭
●緑のシャワーを浴びる庭
●レストルームのある庭
●ゆっくり読書できる庭
●日なたぼっこする庭

能動的

受動的

育てる
●花いっぱいの庭
●ハーブを育てる庭
●家庭菜園のある庭
●果実のなる庭
●ペットを育てる庭
眺める
●小鳥が訪れる庭
●和風の落ち着いた庭
●池のある庭
●散策の小道がある庭
●通りに開放された庭






 
主庭のプランニング手順
デザインスタイル・機能を決める
デザインスタイルは建物のデサインと合わせて、洋風、和風、折衷を決めます。
機能は観賞用、実用、ミックスを決めます。洋風と和風ではイメージは大きく異なります。
     
  生活機能の充実を考えて  
  もし、将来的にテラスや収納スペースを追加することが考えられるなら、その部分も含めた全体構成を考えましょう。  
     

表情づくり
主庭のスタイルに基づき、庭に表情をつけていきます。洋風ならデッキ、和風なら添景物の配置などについて考えます。
また、植栽や化粧素材、ガーデンファニチャー、小物などを使って表情に変化をつけていきます。当然隣地の視線を遮るエ夫も考えましょう。