外構づくりで素材選びは非常に大切です。素材はデザインから雰囲気まで、大きく影響を及ぼします。場所によってふさわしい素材と、不向きな素材を見きわめて、全体をコーディネイトしていきます。下の表で素材の特長と使い方をまとめましたのでご参考にしてください。
 
  -適切   -可能   -不適切
素材名 コンクリート
ブロック
コンクリート レンガ タイル
素材サンプル
素材特長
コンクリートを立方体に整形した素材
タイルや石の下地材としても利用可能
セメント、砂、砂利に水を混ぜた素材
強度と耐久性が高い
下地として用いるが、近年は仕上げ材としても利用
(コンクリート打放し仕上げ)

土や粘土を主原料とした焼き物素材
石灰岩などを粘土と混ぜ合わせ焼き上げた素材
外装材としては磁器質・せっき質タイルが適する
アプローチ床にも利用可能




門まわり
アプローチ
外からもいちばん目につくところです。さまざまな素材の中から、特長をふまえて組み合わせてみましょう。
立上り
化粧ブロック(仕上げ材)としての種類も豊富
倒壊防止のためにも積み上げ高さには注意が必要、2m以下
鉄筋補強、モルタル充填
シンプルでモダンな印象が強い
他の素材の下地としても利用可能

積み方の種類が豊富
洋風住宅にマッチ
下地が不要
重厚感の演出に有効
種類や形が豊富
整形しているので貼り上がりが美しい
デザインが均一
簡素であるが仕上げがいちばん難しい
他の素材をアクセントとして引き立たせる
300角、t60のコンクリート平板をアプローチに敷く

貼り方が豊富
独自の風合いを持つ
焼きムラが表情豊かに見える
玄関アプローチからの床面に使用
駐車スペース
車がない時のことも考えて、床面に演出を施しましょう。車が乗り入れる部分の仕上げ材の厚さには、注意が必要です。
車を乗り入れない部分は、他の素材を利用して演出することが可能

施工方法に注意が必要

厚みのあるものを使用

車の重量のかかるところには不向き、割れの原因になる
主 庭
室内からのフォーカルポイントとして演出に凝ってみましょう。
立上り
花壇に利用したり、壁泉やバーベキュー炉の下地に利用可能
打放し仕上げで他の素材をアクセントに利用

植栽との相性も良く、花壇や庭のアクセントに施工が可能

洋風庭園を演出
門扉やフェンスとのコーディネイトも考慮する
テラスやデッキの土間や下地に利用
メインとなる庭の演出に、他の素材と合わせて利用可能
さまざまなデザインが可能

立上りと合わせることで重厚感と風合いを楽しめる
テラスの床に最適
サービスヤード
ストックヤード
シンプルで仕上げに演出を施さず、機能性を重視する部分です。
立上り
境界フェンスとして利用
境界フェンスやその下地に利用

アクセントとしての演出に利用
アクセントとしての演出に利用
洗たく物干し場の床など、勝手口まわりや水まわりに利用

アクセントとしての演出に利用
アクセントとしての演出に利用
 
コンクリートブロック コンクリート
 
レンガ タイル