茶庭とは「露地」とも呼ばれ、茶室までの道のことを指します。茶道を根本とする約束事があり、寸法やつくり方が決められています。その一部をご紹介します。 |
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踏み石の位置 |
茶室の欄口(にじりぐち)の前に踏み石を設け、これを茶室の壁から約24cmの間隔で据えます。 |
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蹲踞周りの役石 |
蹲踞の周囲には、役割と寸法を決められた、前石、手燭石、湯桶石と呼ばれる投石があります。前石は手水を使うための石のことです。その中心から水鉢までの間隔は約75cmくらい。
手燭石とは夜の茶事で使う手燭を置くためのもので、手燭を安定させるため、30cmくらいの平らな面が必要となります。
冬の茶事の際に、お湯を入れた桶を置くために使うのが湯桶石。桶の大きさが約30cmですから、それ以上に大きな平面をもった石を置きます。 |
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蹲踞周りの植栽 |
茶事の際に客の着物が汚れないように、蹲踞周りの植栽に
は注意が必要。とりわけ前石の周囲に植木があると、それ
に触れて汚れる場合があります。 |
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茶庭の構成物と役割 |
飛び石 |
歩きやすさを第一に配置する |
蹲 踞 |
躙口まで10歩内外の位置に据える |
灯 籠 |
彫刻の多い物や自然石を使つたものは避ける |
塵 穴 |
落ち葉などを捨てるために躙口の付近に設ける |
竹 垣 |
竹も丸太も、切り口を美しく鮮やかに仕上げる |
待 合 |
茶室の準備が整うまで、茶庭を眺める重要な場所 |
中 門 |
茶庭の内外を仕切るための門で、竹の枝折戸を用いる |
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