毎日の暮らしに潤いを与え、緑豊かに街並みと調和する植栽。外部からの視線を遮るとともに、暑い夏でも心地よい木陰をつくるなど快適な暮らしのためにも欠かせないものです。演出効果を考えながら住まいにふさわしい植栽を選びましょう。
 



生垣には、常緑樹であまり大きくならないサザンカ、ツバキに代表される花木が一般的。
成長するのであらかじめ、境界より30〜40cm離して植え込むとよいでしょう。


十分にスペースがとれない場合でも、ポイント的に草花の寄せ植えをすれば、リズム感のある緑の演出が可能です。
さまざまな種類の植栽を組み合わせて、奥行きを感じさせる演出をしてみましょう。



メインとなる庭ですから、植栽はテーマに基づいた配置が基本。
植える種類や面積、樹高、植栽の役割などを考慮しましょう。



ハナミズキやシャラノキ、コブシなどの落葉高木なら、外部からの視線を程よく遮り、芽吹き、花、紅葉など、一年を通じて、さまざまな表情を見せてくれます。



道路に面した場所では、サザンカやフヨウなど開花期の長いものや、キンモクセイなと芳香のある花木を植えれば、道行く人々にも楽しんでもらえるでしょう。

庭にふさわしい植栽には「花木」「草花」「つる性植物」「コニファー」「グランドカバー」があります。それぞれの特徴や演出を考慮して、素敵な庭づくりをしましょう。