門まわりに表情を加える
 
プランニングのポイント
 
門のまわりは、アルミ材や鋳物、木材を中心にブロックやレンガなどで構成しています。
”優しさ”や”うるおい感”を加え、やわらかさを演出するために植栽を多く活用しましょう。
たとえばフェンス下にあるブロック周りに10〜15センチの花や植栽を植えるだけでも、ずいぶん違います。
 
生垣に使われる植栽
 

生垣は一般に樹木を刈り込んでつくられるため「刈込み植栽」と言われます。数種類の樹木でつくったものを「混ぜ垣」、高さ2m以上になるものを「高生垣(高垣)」といいます。高生垣には、カシやサンゴジュ、クロマツなどが用いられます。
 
生垣にふさわしい樹木
 

1 葉が細かく、枝葉が密生している
2 萌芽力が強く、刈り込みに耐える
3 下枝が上がらない耐陰性をもつが、陽地にも強い
4 移植が簡単である
5 病気や害虫に強い
中高木
常緑針葉樹 カイズカカイブキ
常緑広葉樹 イヌツゲ、カナメモチ、キンモクセイ
セイヨウバクチノキ、ヒイラギモクセイ
灌木
常緑針葉樹 ゴモジュ、スドウツゲ、ハマヒサカキ
ヒサカキ
常緑広葉樹 イボタノキ、ドウダンツツジ

など

 
敷地の広い、狭いを問わず、その家のシンボルとなるような樹木を用いて、門まわりを引き立たせます。シンボルツリーとなるのは、四季の変化が楽しめる落葉樹系や手入れをしやすい常緑樹などがあります。
 
角の付いた商品が多い門まわり。その工夫として、床の部分に曲線を入れるのも一つの手法です。
 
住宅のフェンスや壁の高さは一定の場合が多いですが、高さに変化をもたせることで、奥行き感を引き出すことも効果的です。
 
表札やポスト、バーゴラやトレリス。これらのアクセサリーを使えば、我が家のカラーを出すのに効果的です。門まわり全体とのコーディネイトにも配慮して選びましょう。
 ポスト
門柱と並べて配置するもよし、敷地内に置くもよし、建物との調和を考えてコーディネイトしましょう。
ポスト、インターホン、表札、ライト、フラワーハンガーなどが一体となったタイプを採用すれば、
住まいの表情がシンプルですっきりします。

アルミ製
独立タイプ

ライト、表札、ポストが一体となったポストーチの定番

木調
独立タイプ

木調でまとめ上げ、自然な雰囲気をさりげなく演出

木調ラミネート
平型タイプ

自然なイメージを壊さずに、個性的な門まわりに

鋳物
独立タイプ

鋳物の上品さが周りの草花融合し、優雅さを演出

アルミ製
平型タイプ

スタイリッシュかつシンプルなデザインで、シックに統一
 
 パーゴラ・トレリス
門まわりにパーゴラを使うことで、個性的でインパクトのある表情になります。
またトレリスを使ってハンキングをすれば、お庭の演出が簡単にできます。
パーゴラとは・・・
ふじやバラなどのつる植物をはわせる藤棚のこと。お庭のシンボルになるパーゴラは、季節の花をハンギングできるなど、オリジナルのガーデンづくりに大活躍します。

パーゴラ2型
トレリスとは・・・
庭先に置いて、外からの視線を遮る”ついたて”のこと。木の風合いが感じられるあたたかい雰囲気のものや、つる性植物をはわせて緑の目隠しにするタイプなどがあります。

トレリス2型
 
 その他

門灯

ポストーチ(門灯タイプ)

エスパリアボックス




ポスト
アクセントとなり、夜の演出にも効果的です。 アルミ合金ネットにつる性植物を這わせて、緑の顔づくりができます。 埋め込み型、独立型など選ぶタイプで住まいの表情が変わります。
●完全にオープンスタイルのイメージ
 なら・・・

システム門柱
レンガタイルの風合いは、美しく耐候性にも優れています。
●和風をイメージして作るなら・・・

和風門
平葺き屋根と格子戸から漂う趣には、優美さと風格があります。