アプローチには「近づくこと、道のり」などの意味があります。外構では門から玄関までの通路とその周辺空間をいいます。門まわり、アプローチ、玄関がすべて関連した空間となりますので、全体のコーディネイトを考えて、素材、動線、植栽、・・・ポイントを押さえながらプランを創り上げましょう。
 

 
<アプローチが長ければ>

 
ポイント 目地を入れる
コンクリートは、無機質な空間になりがちです。時間がたつにつれて、ヒビが入ったりすることもあります。目地を入れるとヒビを回避するだけでなく、機能的でアクセントにもなり有効です。
 

ポイント 曲がり角を大きくとる
荷物を運ぶ時などを考えて、曲がり角は大きくとっておきましょう。方向を変える時などに便利です。
 
 
アプローチのプランニング手順
玄関と門のラインを決める
玄関から門までの道筋を決めます。玄関と門のラインを単純に直線的に結ぶのではなく、曲線的に”動き”をつけて結ぶことで、単調な印象が避けられます。

フォーカルポイントを設置
門と玄関の関係は一体。動線に”動き”を付け、更にアクセントをつけるために、大きな樹木などを使ってポイントを作ります。

舗道を演出する

玄関と門をつなぐ舗道自体の表現工夫で、雰囲気が変わります。コンクリート、木、石などの素材と色合いを選んで、最も気持ちのいい空間を作りあげます。

植栽や小物で演出
季節や好みに合わせて、樹木や草花を植えて、個性あるアプローチを作りあげます。ロックガーデン、ハーブガーデンなどをまじえてアクセントをつけると、より楽しめます。