それでは、ゾーニングで確保された各ゾーンのプランニングに入っていきます。
これからは、イメージを具体的にしていくための実践編となります。
門まわりは、住まいの顔となる大切な部分。パブリックとプライベートの境界部です。門扉をくぐればプライベート空間でもあり、また住まいを印象づけたり、街並みと調和するパブリックな部分でもあります。オープン、セミオープン、クローズドなどのスタイルを考えてみましょう。
門まわりのプランニング手順
全体のイメージを決める
円まわり全体をどんなイメージにしたいかを固めます。
門まわりのスタイルを選ぶ
オープン、セミオープン、クローズドのスタイルを選びます。
門のデザインを選ぶ
素材やデザイン、サイズなどについて一つずつ検村します。
家を囲う塀・フェンスを選ぶ
フェンスや塀の組み合わせをコーディネイトしていきます。
門まわりに表情を加える
さらに個性や機能を演出するプランを加えてできあがりです。
門まわりの基本スタイル
門まわりは、10戸の家があれば10の異なる顔があります。構造は似ているのに、商品や演出で”個性”を出すことが多くあります。その基本形をおさえておきましよう。
基本スタイル
@
門を玄関の正面に配置
A
門の両側もしくは片側に柱
B
柱のとなりはフェンス(及びフェンス機能)
フェンス自体を使用する場合と、生垣など植栽を使用して演出する場合があります。
フェンス使用の場合
生垣使用の場合
門扉の位置を動かし、
曲線のアプローチを採用する
門塀と玄関を結ぶラインを曲線でつなくことで、全体に奥行感が表現される効果があります。特に都市部などの狭小地では効果的です。
・門まわりに”動き”が演出される
・外観に”ゆとり感”が生まれる
・テラス・リビングが正面にあって、敷地に限りがある場合、その庭スペースがとれない場合がある。